希少種コアジサシの恋愛手法 求愛給餌は成功するのか?

動物

前回にひきつづき、コアジサシの観察。

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案外少ないコアジサシ

宮崎に住んでいて、コアジサシに困ることはない(くらいにはたくさん飛来する)。こんなにたくさん

だいたいいつでも

見られるもんだから、(ほかのアジサシ類も混ざってます)

あまりありがたみを感じない(ごめんよコアジサシ)。

しかし、環境省のレッドリスト検索システムで「コアジサシ」と調べてみると、なんと全国的に絶滅危惧Ⅰ~準絶滅危惧種指定。そんな中で無指定でぽっかりと席を空けているのが宮崎県と三重県。相当コアジサシに愛された土地らしい。

コアジサシの恋愛

希少種コアジサシには一大繁殖地・宮崎でどんどん恋してじゃんじゃん増えていただきたい。そんなわけで(どんなわけだ)コアジサシたちの恋愛手法をのぞいてみたいと思う。

見た目で乗り切る実力派

「どうだい、俺かっこいいだろ」と言わんばかりに、首をピーンと伸ばしてメスの周りをくるくるまわるオス。すでにカップリングに成功している番(つがい)の間でよく見られた。写真はすでに営巣地にいたもの。実力派男優は姑息な真似をせずとも相手を魅了できるのだ。

経済力にものをいわせる貢ぎ物派

やはり、家庭を持ってから食い扶持を稼げるかというのは大事な指標。大部分のオスはせっせと魚をメスのもとへ運ぶ。求愛給餌というやつだ。「ほうら、いきのいい魚だよ!」

「えっ⁈ 無視⁈」

結構ふられるシーンを目撃する。一方で、

メスに見せびらかすように通過して……「えっ、くれないの?」「あっ、欲しい?」

という具合に焦らす作戦もみられた(この後ふられてました)。

経済力のない貢ぎ物

この子がくわえてるのは

……枝っっ
見向きもされていなかった。

がんばれ、増えろ、コアジサシ!

コメント

  1. […] あのコアジサシの繁殖地になっていた浜が、そっくりそのまま流されて消えてしまったのである。これはもはやシギチどうこうの話ではない。 […]

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