春のみやざき植木市、はじまる
春のみやざき植木市が始まったので、ちょっと遊びに行ってきた。ところせましと植木や盆栽がひしめき合っている雰囲気が、なんだかのどかで好き。いろんな花が咲いていて、あの空間だけ匂いがちがうのも面白い。
本気で植木を探す人もいれば、散歩ついでの人もいる。暇つぶしにはもってこい。
みやざき植木市とは?
(`・ω・´) 説明しよう!
みやざき植木市とは、毎年春と秋の二回開催されるイベントで、宮崎神宮東神苑に植木屋さんが大集合して苗を売りまくる市なのである!
期間の目安は、
春……2月20日~3月31日
秋……11月いっぱい
いずれも午前9:00~午後5:00。
そのころになると、宮崎神宮周辺そこらじゅうに植木市のノボリがにょきにょき生えてくるので、気づかないということはまずありえない。
今春の植木市には、宮崎県内や福岡から13業者が集まったそうで、約2500種、60万本の苗が売りに出されているとか。こいつぁ見てまわるだけでも楽しいやつですわ。
駐車場充分!トイレも自販機もあるよ!
僕みたいな暇をもてあました大学生がぶらぶらする分には、徒歩でも自転車でもかまわないけれど、実際に苗木を買おうと思う人は、車で来ることになるだろう。そこで気になるのが駐車場ですが……
心配御無用!ものすごい広いでっせ!
この広い駐車場でも土日はそこそこ混みあう。それでもまあ停められないということはそうそうないだろう。仮にここが満車でも、宮崎神宮内の別の駐車場もあるので(そっちもだだっ広い)、万が一の際はそちらへ。
家族連れなら気になるトイレだが、仮設トイレが数台設置されていた。自動販売機付きの休憩所もあるし、なぜだか梅が枝餅の屋台まで来ているので、ちょっとしたお祭りみたい。
植木市をぶらぶら散策
植木市の説明はこの辺にして、ぶらぶらと歩いてみましょ。
今回のぶらぶらの最終目標は「一番高い木を探す」に決定。念のための確認ですが、樹高じゃなくて値段の話です。
背景の杉の木以外、ずらっと目に入るすべての木が、売り物の苗木。さすが60万本は伊達じゃない。
こじんまりとしたサイズながらも、ボケや梅が溢れんばかりに花を咲かせていた一角。
そういえば、今年は暖冬なのもあり開花がひと月分早いらしく、梅の花も桜の花も同時にこの会場でお目見えできるそうだ。
果樹も充実(食べさせてくれた)
食い意地が汚い人が春の植木市を訪れて、まず目を引かれるのが柑橘系の果樹だろう。ちょうどいい時期なので、たわわに実っている。
こんなに実るなら……とつい買ってしまいそうになるが、これは販売戦略に違いない。気を確かに持たねばならぬ。食欲で苗木を買わされるなんて、そんな遠回りな話があるか。
とかなんとか言いつつも、気になったのが、この不思議な橙色の木の実。モロ、という名前らしい。変な色に変な名前、♪この木なんの木 気になる木~ が頭の中を流れだす。
と、そこへ植木屋のおばちゃん登場。
おば(´・ω・)どうね、なんか気になるのあったね?
ぼく(。-`ω-)このモロって名前、はじめて聞いたなあと……
おば(´・ω・)そーねそーね(ごそごそ)……
……
おば(´・ω・)ほれっ
なんと、剥いてくれた……! 色が生々しい……!
「中が真っ赤やろ~、あんまいよ~」
と言うので、お言葉に甘えていただくと、たしかにこの生々しい赤色からは思いもしないほど甘かった。アントシアニンたっぷりだそう。
鉢でも育てられるよ~、とか、この苗も来年からすぐ実がつくよ~とか、きいたら色々教えてくれる。鉢で育つなら買いたいな……と思いつつ、自転車で来ているので見送り。
盆栽や花の苗も
植木市、という名前だけど、売っているのは植木の苗に限らない。
2業者ほど、花の苗を販売している。関係ない話だけど、写真手前のストック、白花は雨に当たるとすぐカビがくるから、買うなら色の濃いものの方が簡単。
盆栽の出店もある。こんなに小さいグミの木にも、通常サイズのグミの実が実るのが、アンバランスでついつい写真を撮ってしまった。
植木市で一番(値段が)高い木は……?
今回のぶらぶらの最終目標「一番高い木を探す」、もちろん忘れていません。こちらが、僕が見て回った限りでは、最も高価だった植木。
見るからに強そう且つ高そうな迫力をかましていらっしゃる、五葉松。売り物なのか見せ物なのかもよくわからんくらいの大きさ。
そのお値段なんと……!
( ゚Д゚)200万円!
ちょっと予想を超えてきた。ジムニーシエラが買えるじゃん。この木が買われる瞬間に立ち会ってみたいものだ。
♪気になる木~と歌いながら植木市めぐり、面白いのでぜひどうぞ。
コメント