入学祝のG-SHOCK
こちらにおはすお方をどなたと心得る! 今回の主人公、僕の中学入学祝いで買ってもらったG-SHOCK(Gショック)、AMG-M100であらせられるぞ!
中学の入学祝のはずなのに、もらったのは中学3年生の冬。なんだか卒業祝いまでひっくるめてごまかされたような具合である。けれどもらって以来うれしくて、山に海に大活躍。手首に癒着しちまうんじゃないかというほど、いつ何時も離すことなく、僕に時刻を教え続けてくれた盟友でもある。
そんな主人公、G-SHOCKがまさかあんな目にあってしまうとは。
分針がずれてしまった!
いったい何があったのか、順を追って説明しよう。
大学の解剖実習のとき、G-SHOCKが汚れると困るので、いつもどおりツナギの胸ポケットにしまい込んだ。
その日の解剖実習は長かった。6時間近くにまで及んだ。
するとどうなるか。そう、終わったころには腕時計のことなんてすっきりさっぱり忘れてしまっているのである。これは仕方のないことだ。
問題は、洗濯機に入れる前に、ちゃんとチェックしなかったことである。解剖を終えて憔悴しきった僕は、胸ポケットの盟友ごと、ノーチェックでそのまま洗濯機へ投入。思い出したときには脱水まで終わっていた。
盟友G-SHOCK氏、享年5歳にて永眠。罪責感に押し黙りひたすら黙とうをささげるしかない……かに思われた。
だがしかし!なんと!生きていた!Σ(・ω・ノ)ノ!
さすがはG-SHOCK、耐久性が桁違いである。けれども、まったくもって無事、とはいかなかった。
冒頭と同じ写真だが、お気づきになっただろうか。
デジタル表示は22:43。これに対してアナログの針は22:37を指示している。アナログの分針に約6分遅れというずれが生じている。
(。-`ω-) これは何とかしてやらねば。
針のずれをなおす(針を合わせる)
調べてみたら、デジアナのG-SHOCK(Gショック)には針のずれを補正する機能がついているらしい。僕のAMG-M100も例にもれずこの機能がついている。機種によってやり方が違うようなので、下調べが必要。
今回はAMGーM100の場合の針の合わせ方(針の基準位置の修正)のご紹介。
①左上のADJUSTボタンを5秒間押す
この青印で示したボタンである。このADJUSTボタンを5秒間押し続ける。
2秒でピッと鳴って右の窓に「ADJ」という文字が出てくるが、まだ我慢である。ここで離してはならない。
ここでボタンを離すと……
このとおり、右の窓に「TYO」(東京)という文字が現れて、標準時設定のモードになってしまう。
ちゃんと5秒待つと「H.SET」の文字が現れる。ここでADJUSTボタンを離す。
②針を12時に合わせる
針の基準位置の修正をしていく。何ら難しいことはなく、長い針、短い針が12時を指すようにボタンで調節すればいいらしい。使うのはFORWARDとREVERSEの二つのボタンのみ。
この二つのボタンで針を動かして、12時に合わせる(長押しすると針が早く動いちゃうので、ポチポチと微調整する感じで)。
このとおり、12時に針を合わせることができたら、もういちどADJUSTボタン(左上)を押して、完了!
G-SHOCK、治りました。
ほらほらごらんなさい。デジタルもアナログも、ちゃんと22:46をお知らせしてくれている。無事に針のあわせなおしは完了だ。
もう洗濯機に入れるような真似はしないぞ、と時計に誓った夜である。
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