夏の風物詩、コアジサシ
初夏、宮崎の海沿いで「キリッキリッ」と鋭い声が聞こえたら、空を見上げてみてほしい。なんだか白いツバメのような鳥が飛びまわっていないだろうか。それもたくさん。夏の風物詩、コアジサシかもしれない。
宮崎の浜辺に見に行った。「俊敏性に長けた細長く美しいわが翼を見よ!」と伝家の宝刀を引き抜くごとく、離陸前にはこんなポーズをして見せてくれる。
鯵 (あじ) を刺す?
アジサシは「鯵刺」。決して鯵のおさしみではない。
確かに鋭いくちばし。鯵くらい刺し抜けそう。
だけど……
※刺してません、くわえてます。
※刺してません、くわえてます。
※刺してません、くわえてます。
「刺してないじゃん、名ばかりかよ」「コアジクワエに改名しろよ」と思って調べたら、実はこの「刺す」は「鳥刺し」(鳥もちを付けた竿を差し出して鳥を捕まえること。宮崎名物・鶏のおさしみではない)にみられるような、単に「捕まえる」という意味の「刺す」なのだそうだ。
ついでに言うと、「鯵」も「一般的な魚」の意。鯵ばかり食っているわけではない。そういえば、鯵を食べているところをは見たことない気がする。
コメント
[…] 夏ですね。コアジサシの季節ですね。 […]