古城のみかん無人販売所
妖怪ミカンムサボリ再来。今回は古城町の道を走っていたら発見した無人販売所のご紹介。
おいしくて安いみかんはいつどこに潜んでいるかわからない。今回も一度通り過ぎてしまったあと、
(。-`ω-)「あれ、今みかん売ってた気がする……」
と気づいてあわてて引き返した。油断も隙もあったもんじゃない。
おんぼろ小屋の無人販売所
交通量は少なめだし、歩道も広いので難なく停車できた。クロネコヤマトの旗が立っている。
何とも風情のあるというか、すてきに年季の入った小屋である。コカコーラの真っ赤な自動販売機も置いてあり、そちらの方が目立っているので、みかんの方に気づかない人も多そう。
目印になる、クロネコヤマト宅急便の幟(のぼり)。こちらも、たなびいているというか、くたびれているというか。はたしてこのおんぼろ小屋で、おいしいみかんが買えるのだろうか……?(そしてこの小屋のどこをどうすれば宅急便が利用できるというのか)
小屋の壁には、「まごのナイト」くんによるじいちゃんのみかんの宣伝。奥野農園って、奥野果樹園と同じところだろうか? だとしたらかなり上等だけれど。
それよりなにより、みかんは低カロリーらしい。日々みかんを飽かずむさぼっている身には朗報である。
200円コインロッカーで販売!
コインロッカーを使った無人販売というのは初めて見た。そもそも宮崎ではコインロッカーというものに遭遇する機会が少ない。温泉の荷物置きくらいでしかお目にかからない。
ちなみに、宮崎の温泉で見かけるコインロッカーの多くはお金が「戻ってくる」タイプである。東京のおじさんに「え、お金が返ってくるコインロッカーがあるの⁈」と言われたあの日まで、何も疑問に思ったことはなかったのだけれど、よくよく考えてみると、何のためにコインを投入する必要があるのか、まったくもって謎である。
話を戻そう。こちらは当然ながらお金が「戻ってこない」タイプのコインロッカーである。
丁寧にご利用方法が書いてある。というか貼りっぱなしである。
コインロッカー式の無人販売、防犯上とてもいいと思うし、カラスなんかの心配をする必要もないし、なにより面白い。けれども、みかんを手に取って品定めができないのはやや難点か。逆に、お客にべたべた触られていないという安心感はあるかもしれない。
というわけで、ガラス越しにじいっと見比べて、小粒のもの(僕の好み)が多めに入った袋を選んだ。
小屋に負けず劣らずご老体のコインロッカーなので、「開かなかったらどうしよう……」というスリルが味わえる。肝試しである。
みかんゲット! 見た目よりずっしり! 14個ほど入っていた。
みかんのお味は?
実の上の方が、皮がすこしモコモコしていて、それより下はぴっちりとしまっている。こういうみかんは期待値が高い。早速いただきます!
酸味も甘味も濃くて、ぼんやり感の無い美味しいみかん。種も入っていない。
ただ、欲を言えばもう少し薄皮が薄いといいなあ。最近のみかんの品種ではほとんど薄皮の存在感が無いようなものもあるので、そっちに慣れちゃうと、口に残る感じが少し気になるかも。でも、問題なく美味しい。
お値段については、無人販売の相場がだいたい一袋100円なので、ちょっとお高めかな? まあ、スーパーで買うよりはずっとずっと安い。
場所
古城町の道端。産経大(宮崎産業経営大学)の方から、生目の方へ抜ける田舎道の途中にある。クロネコヤマト宅急便の幟が目印。
コメント
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